働き方改革時代に知っておきたい?労働審判を利用して会社をスムーズに辞める

泣き寝入りをするな労働審判
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労働審判・労働裁判って単語にビビらないでください

裁判所

「理不尽な会社に勤めている」「パワハラやモラハラの人間関係がある」なら
労働審判・労働裁判を起こして会社を訴えてみることをおすすめします。

労働審判・労働裁判を起こして、お金を勝ち取った私の実体験をもとに
今悩んでいる方に向けてお話をしたいと思います。

現在悩んでいる方や仕事が嫌で仕方ないかたは、是非この記事を読んでください。

※ここからは「労働審判」と表記してお話を進めていきます。

労働審判とはなにか?

まず、労働審判とはなにか?

これは事件で争うわけではなく、会社と社員が労働基準法などに則って争う民事的な審判です。
刑罰を与えるというよりは、訴えの問題点とその訴えに対する解決策を見つけ出すものです。

ですので、労働基準法を違反していない会社(ホワイト企業)は訴えても意味がありません。
「なんか嫌いだから訴えてやる!」と言ったことはできないですからね!

大前提として労働審判をする場合は、会社に落ち度がある場合に訴えることになります。

私の場合で言えば「サービス残業」と「会社都合の解雇」について争いました。
実際は会社都合の解雇にさせたようなもなのですが、、、

ですので、公務員のように会社がしっかりと法律に則っていた場合は訴えても負けてしまうのでやめましょう。お金に目が眩んで訴えるのはよくありません。

労働裁判をした方がいい項目

  • サービス残業がある
  • 無給の休日出勤がある
  • 会社都合の解雇
  • パワハラやモラハラがある

労働裁判をしない方がいい項目

  • 定時に帰れている
  • 残業代がでている
  • 法律にのっとった対応をしている
  • 自分に非がある
  • 自分都合で退職した

裁判をした方がいい項目に当てはまる人は、これからが大事になります。

労働審判に向けて準備と実行

まず、労働裁判をするのに大事なのが証拠です。

  • サービス残業をした証拠
  • 休日出勤をしてるのに手当がでていない証拠
  • 会社都合での解雇の証拠
  • パワハラやモラハラの証拠

とにかく証拠を集める

タイムカードや出勤表など勤務したことがわかる証拠を集めます。
会社側が管理しているものがほとんどだと思いますが、訴えた後に隠されたり消されたりする可能性があるので必ず自身で写真やスクショ、コピーなどをして残しておきましょう。その際データの日付等や撮影場所も大事なので気をつけましょう。信憑性が大事です。
自分で手書きしたものなどはだめです。

会話の音声データを録音は絶対やるべきです。
言った言わないの口論は時間と労力の無駄です。パワハラやモラハラ時の音声は有力だと思います。
また、会社からの話し合いの際必ず録音をしておきましょう。
スマホで録音ができるので必ず行います。

裁判とは知恵比べです。

相手が言い返せない証拠を提出することが大事です。
何気ない会話もとにかく録音して証拠となるものはひたすら集めましょう。

握手

裁判を実行する場合

裁判をしようと思い立ったら、すぐに弁護士事務所に行きましょう。
どこでもいいと思いますが、いくつか回った方がいいと思います。弁護士は選んだ方がいいです。

弁護士事務所では労働裁判についての話を聞いてほしいと伝えます。
そして、なぜ裁判を起こすのか?その理由があるはずなので伝えましょう。

理由が的確で、会社に非があるとなれば弁護士さんがやりましょうと言ってくれるはずです。
(弁護士も儲けたいから)

そうなれば弁護士さんと相談をしながら進める形になります。

労働裁判の場合は「職場復帰が希望」か「解決金を請求するか」に分かれると思います。
ただ裁判を起こした人間を職場に戻したいと思う会社は少ないので金銭での解決になることが多いようです。

さて、大前提の話ですがあなたに非がある場合は「あなたが悪いでしょ!」となり当然裁判はやめておきましょうってなりますので気をつけてください。負け戦は弁護士もあまり勧めません。
遅刻ばかりしていた、仕事をサボっている等です。

ここで裁判にはどのぐらいの費用がかかるのか?

労働審判にかかる費用(私の場合)

私の場合はこうでした

・手付金10万円(初回相談は無料)
・成功報酬20%

私の時には時間がなかったので、他の弁護士と比較できませんでした。
ですので、これが適正かわかりません。

是非この数字と比較して、ご自身で良い弁護士を探してみてください。

とりあえず、初会無料で相談にのってくれるところがたくさんありますので一度話をするだけでも行ってみるのもいいと思います。

さて、弁護士と話をして裁判をしようとなるのですが心理的にはやはり楽しいことではありません。

労働裁判の辛いところ

弁護士と労働裁判を起こすと決まれば色々な手続きが進んでいきます。
私がやっていくなかで辛いなと思ったことがあります。

  • 会社へ裁判を起こした通知をして嫌われるのが確定する
  • 弁護士との数回の打ち合わせは明るい話ではない
  • 相手からの反論を聞くとうんざりする

1つづと簡単に説明します。

裁判を起こすことが当然相手に伝わります。


自分の元上司や元同僚にも伝わるでしょう。また、仲の良かった人にも伝わる可能性は十分にあります。この点はやはり少し気がひけます。

弁護士との打ち合わせ


裁判をすると言うのは争うことです。相手に非があるから裁判をするわけですが相手の悪いことをとにかく探す作業となります。この点は決して気持ちがいいことでもないとやって感じました。

会社側の反論を聞いてウンザリする


事前にこちらから会社側へ主張を通知しますが、それに対しての反論がきます。その反論は当然こちらの悪いことを並べてきます。そして嘘で塗り固められていることもあります。私の場合も嘘だらけじゃん!ってなりました。こんな時に証拠は非常に大事になります。

裁判をしている間、裁判中はお互いの悪いところの探し合いになるので決していい気持ちにはなりません。

準備と裁判と結果

私は、社長との話し合いの録音とタイムカードがない証拠隠滅する会社だったので「勤怠管理アプリ」を利用して出勤退勤が公式に認められる証拠を約2年間集めていました。
ちなみに今そのアプリはなくなってしまいましたが、他にも色々とあるので使ってみるのがいいと思います。

個人的には、裁判をするつもりがなくてもやっておくべきだと思います。
忘れたころにやってくるなんてこともあります。

訴えから審判までの簡単な流れ

労働審判をすると会社側にも通知をし、会社側も弁護士をつけるので弁護士を通してお互いの主張を何回かやりとりします。反論がきたら、また弁護士と打ち合わせを繰り返す。これを数回繰り返しました。

そして、審判の日程を調整します。場所は裁判所でした。
ただ、ドラマで見るような裁判をする場所ではなく裁判所の中の会議室のような一室で行われました。
裁判官と民事裁判官が3人いてその前で話をしていくだけになります。

当然、傍聴席なんてものもありません。刑事事件ではないですからね。
いるのは、私と会社側の人間とお互いの弁護士です。

裁判の内容は詳しく書けませんが、私は証拠を集めていたことや会社のブラックがあったので裁判に勝つことができました。実際は勝つというより、こちらの条件をのんでもらう(希望した金額を貰う)ことができたと言った形です。

私の場合は1回で終わりましたが、お互いが譲らない場合や解決案に納得できない場合は何回か繰り返すことになるようです。そうすると解決までまた時間がかかることになります。

裁判を終えてみて

裁判というのを始める前は、本当に色々と嫌な思いが駆け巡ると思います。
仕事がなくなるし収入がなくなる。裁判を起こすこと不安だしかなり面倒です。

しかし、まーいいやってなるとただの泣き寝入りになります。
そんなあなたを見て、会社側もしめしめと思っていることでしょう。

会社が間違ったことをしている不満。そして本当に辛い労働をしていた私にとって労働審判をして良かったと思っています。お金も手に入りましたし、自分が間違ってなかったんだと思えました。

いい経験にもなりました。理不尽な会社に勤めて悩んでいる方がいたら、
泣き寝入りせずに法の下で裁判を起こすべきだと思っています。

あなたの今までの時間は決してタダではないんです!

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