正社員よりアルバイトがいい！？その理由と実際に正規雇用じゃない方が生きやすいメリットとデメリット

2024年2月18日

世の中では、正社員にならないと人間失格だ！それぐらいの見方をされてしまう現代。

しかし、今の日本はアルバイトがいることによって多くの企業が助かっているのも事実です。

普段の生活に身近な仕事ほど、アルバイトで働いている方が多いんです。

そこで、こんな疑問になりませんか？

なぜ、正社員至上主義の風潮があるのか？

アルバイトで生きていくのはだめなのか？

今回は、その辺りをしっかり分析して考えていきます。

アルバイトのあなたは、決して負け組ではありませんよ。

正社員とアルバイトの違いとは？

そもそも正社員とアルバイトの違いとは何なのかを、簡潔に見ていきましょう。

雇用形態

正社員の場合
会社に正規の形で雇用契約を結びます。基本的には長期で働くことを前提とした契約の形です。

アルバイト
主に、期間が限られた形での雇用契約です。数日から数年という限られた期間で働く場合にはアルバイトになるでしょう。

例えば、学生が学校を卒業するまでの期間だけ働く場合は正社員になることはなくアルバイトで働くのが一般的です。

雇用条件

正社員
お給料は月給もしくは年収で考えられます。また、保険や福利厚生なども会社がやってくれることが多いです。
また、長期で働くので昇給やキャリアアップの見込みができます。会社によりますがボーナスががあるのも正社員の特徴です。

アルバイト
お給料は時給制や日給制であることがほとんどです。労働日数や時間によって雇用保険対象外であったり各種保険は自身で支払うことになります。福利厚生も正社員より少ないです。

正社員	アルバイト
月給制（年収制）	時給制（日給制）
長期雇用	短期雇用
ボーナスあり（会社に準ずる）	ボーナスなし（会社に準ずる）
福利厚生が多い	福利厚生が少ない
各種保険の支払いをしてくれる	各種保険を自身で支払う

わかりやすくまとめると、正社員は安定性・長期的な雇用を前提としており幅広い福利厚生が提供されます。
一方、アルバイトは短期的な雇用を目的としており、雇用条件がシンプルです。

アルバイトがダメと言われる理由

収入が不安定

アルバイトは収入が時給制のため、月に決められた日数出勤をしないと受け取れる金額が変化します。収入が決まっていない為、不安定にみられてしまうのです。

社会保険の不安

アルバイトは正社員にくらべると、社会保険の対象範囲が狭くなりがちです。健康保険や年金などの支払いを自分で行う為、支払い忘れや滞納などによっての不安が生まれます。

キャリアップへの不安

アルバイトは短期での雇用がほとんどのため、スキルアップがしづらく重要なポストでの仕事を与えられづらいです。そのためキャリアアップする機会が少ないと言えます。

労働条件が不利

アルバイトの給料は決していいとは言えず、法律で決まっている最低時給〜少しだけいいぐらいの時給がほとんどです。また、労働時間も1日8時間必ず働ける約束はなく、仕事に応じて短かったり休みを言われることがあり収入が不安定になります。

不安定な雇用

アルバイトは、雇用についての条件が正社員よりも不利です。正社員よりも仕事減少や解雇になった時に受け入れざるをえない雇用形態なのです。

正社員よりアルバイトが生きやすい理由

自由な働き方ができる

アルバイトは、基本的にシフトで出勤を管理することが多いです。シフト提出時に、自分の都合によって休みをとることもできるため働き方の柔軟性が高いと言えます。

圧倒的にストレスが少ない

正社員は、週5日で労働時間の拘束が必須です。特別な理由がない限り、会社に準ずる日数通りに仕事をしなくてはいけません。しかしアルバイトなら時短勤務、1週間の勤務日数も変えられます。その為、正社員よりもストレスが少なく働きやすいと言えます。

様々な仕事にチャレンジしやすい

正社員は、長期雇用を前提としての雇用であるため仕事を辞める時、そして転職する時も手間と時間がかかります。気軽い転職できないのが正社員です。それに比べてアルバイトは雇用する側も、正社員より雇いやすい為、仕事をはじめやすく短期契約なので辞めやすいです。その為、いい意味で仕事を転々とすることができ様々な体験ができます。

生活と仕事のバランスがとりやすい

上記でも書きましたが、アルバイトは自由な働き方ができます。その為、子供がいる方や、高齢の方やなど、事情があって短時間しか働けない方でも、仕事ができます。正社員はどうしても仕事優先の生活になりがちですが、アルバイトは自分次第で仕事と生活のバランスを調整できます。これにより、やはりストレス軽減にもつながり心身共に良好に保つことができます。

正社員で心が壊れやすい現代

正社員として仕事をすると、結果を求められたり、ミスに対して圧力が多かったり、人間関係が辛かったりします。そのような状況にもかかわらず、なかなか辞められなかったり、転職に不安があったり、仕事を辞めることは逃げたことになると考え我慢してしまう人が多くいます。結果、その積み重ねで心を壊してしまう人が現代には多くいます。

そう考えると本当に、正社員がベストな働き方なのか？

このように思うのです。

心を壊してまで、正社員にこだわる必要はないと言いきっていいでしょう。