私は、動画編集案件を請け負っています。
今回は、とある依頼についてのよくあるであろう体験談を
編集者さんには共感していだき、
依頼する側の方には理解していただければと思います。
是非、最後まで無茶振りをご覧ください。
動画編集依頼の連絡が入る
私はとあるサイトで、動画編集を請け負っています。
ある時、サイト経由で連絡が入りました。
自営業をやっている方で、自分のお店の動画を作りたいとのことでした。
【動画編集をするならadobeのPremiere Pro 】
お店のHPを見てみると、少しお年を召した方でしたが今の時代を考え
動画での認知度アップに踏み切ろうとしたようです。
予算は10,000円。
通常で考えても、安いはずです。
しかし動画編集をするぐらいならいいかと、話を聞くことにしました。
最初に確認した条件
最初に3点の確認をしました
- どんなイメージなのか?
- 素材はあるのか?
- 必ず伝えたいことはなんなのか?
これに対しての回答はかなりの長文で、
言ってしまえば、思いの丈を書き綴った熱い文章でした。
まずは解読から開始。
ただ、その長文には熱い思いの中に無茶振りがしっかりと入っている内容でした。
素人のお客様故の無茶振り
その文章に入っていた無茶振りはこちら
- ナレーションを入れてほしい
- こんな映像を入れてほしい(多数)
- 閲覧数はどうやって獲得するつもりか?の質問
私が募集しているのは「動画編集」のみです。
あくまで動画編集をする部分だけなのです。
ナレーションを入れてほしい
もちろん、ナレをするなら外注に出すのが基本です。
誰かがタダで喋ってくれると思っているのでしょうか?
もちろん、外注になるので別途費用がかかってしまうことを伝えました。
もちろん、自動でしゃべってくれる音声生成もありますが
イントネーションが完璧ではないので今回は提案していません。
希望の映像素材が専門的すぎる
今回、費用1万円なので無料素材であれば
こちらで選んで使用して動画を作れると伝えていました。
しかし、こんな映像の次にこんな映像を流してほしい。(かなり専門的な映像)
と、映像素材の提供が全くないにもかかわらず希望の映像イメージがあります。
しかも、無料で希望通りの映像素材がある前提での話し方をしてきます。
お客様には、専門的な素材なので無料では見つかりづらく有料でもよければ
探してみると打診しました。
閲覧数はどうやって獲得するのか?と問われる
文章の終わりに、
「動画の内容より多くの方に見てもらえる方がいいんだけど、閲覧数を増やすどんな考えがあるの?」
こう聞かれました。
びっくりしました。動画編集案件だったにも関わらず、運用も?って感じです。
動画を1本作ってアップして閲覧数が増えるなら、そんな楽なことはありません。
もちろん、閲覧が増えるようにやる施策もありますが時間も費用も労力もかかります。
お客様にはその点を正直に伝えました。
お断りの返信
上記のことを、私は明記して返事をしました。
正直、この段階で1万円でやるような案件ではないですし
かなりこだわりがあるようなので、修正回数等で危険な香りがします。
案の定、お客様からの返事は以下のような感じでした。
「今回は1万円で作りたかったので、それ以上になるならやめます」
この返事が来て、正直ほっとしました。
正直1万円が高いか安いかで言えば、安いと思います。
ココナラでも、この条件をやるとなれば1万円は確実に超えるでしょう。
お互いにメリットのない条件の提示
お客様が費用を安くしたいのはわかります。
しかし、安かろう悪かろうでは意味がありません。
また、受ける側も安く受けてしまうのはよくありません。
モチベーションも下がりますし、労力に見合っていません。
そしてなにより、安くやってくれるところがあるとわかると
そのお客様はそこが基準になります。
要するに、わがままになってしまう可能性があるのです。
今回の案件を受けなかったことで、他の方に依頼したとして
また断られたらこの金額で、この編集は無理なんだ。そう思ってもらいたいのです。
今回は、ちょっとした動画編集依頼のあった時の話でした。